40周年を記念してＮＣＬが1隻1000億円をこす巨額な船価の新造船
10月2日世界最大の客船建造造船所ＡＫＥＲのセイントナザレ造船所（フランス）でノルエイジャンクルーズの
第3世代に位置づけられる15万トン、船客4,200名乗りクルーズ船の建造開始式がおこなわれました。
これまで以上に、アグレッシブなＮＣＬは世界第3の大手船社グループを独自の戦略で確立しようとしているかに思える。
本船はこれまでＮＣＬが業界に先駆けて導入してきた“ＦＲＥＥ ＳＴＹＬＥ ＣＲＵＩＳＩＮＧ”を
さらに完成度をあげた船を目指してより若年層や家族をターゲットに取り込もうとしていて、
最早決まった時間でのお食事やフォーマルな服装を除外しリゾート気分での船内生活を目指している。
これは、簡単にみえても主たるクルーズ客層を考えると、今までの常識を破るものであり今後のクルーズを占うものとなろう。
第1船は2010年1月そして2隻目は春竣工予定であるが3隻目2011年も考慮中である。
本船はＮＣＬの他船に較べても船客向けスペースが60％も増えていることから15万トンという巨体からも思い切った
ショップアレンジなども予想されるだけに楽しみだ。 尚、アウトサイドキャビンの全てがバルコニー付で1,415室というのも記録となろう。

一方でNCLの最新の新造船“ノルエイジャンジェム”がドイツのメイヤーベルフト造船所で完成し船主に引き渡されました。