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悪い予感
最初は本船が2007年10月21日ロサンジェルスからハワイへ向かって出港した3日後の24日(水)に本船で急病人が発生したが
その病人に適した医薬品の在庫がなかった。 
しかしながら、ホノルルから1000海里もはなれた洋上。船長とドクターの判断で結局急遽沿岸警備隊に
ヘリコプターでの医薬品緊急搬送を要請した。 しかし太平洋上でのホバリング薬品緊急収容はめったに行われることがなく
本船は受け入れに大変であった。


良かったのは2日間だけ
その後順調に10月26日のホノルルそして27日ハワイ島のコナは予定通りだったが次のヒロ以降では50ノットを超える強風で
接岸ができずにマウイ島のラハイナ港に向かった。

どうして観光客である船客がこんな目に
ラハイアナは港が小さく港内へ入ることが出来ないのでいつものようにテンダーボートでの上陸を要請したのであるが、

運悪く行政の認可許可権限担当者が新任研修日で許可が出たのはその日遅くになってしまってからである。

これがハワイクルーズ?
その、結果、ハワイクルーズなのに上陸できたのは2日間だけで残るロスから往復10日間とハワイ洋上での
4日間は全て海の上で過ごさざるを得なったのである。

本船が米国籍の船でなく乗組員も米国人でなかったことも原因の一つといわれているがいずれにしても前代未聞のトラブルだった。